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コロナ禍の大学院(休学)生活

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非常勤講師の職を失ったあとアルバイトを転々。小銭稼ぎにウーバーイーツの配達員をしていた時にてんかんを発症した。大学院を休学して実家に戻って療養生活を送っている。双極性障害の鬱症状はひどく、ほとんど寝たきりの生活を送っていた。

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障害年金の申請が通った

障害基礎年金の申請を再度行ったところ無事に通って、収入ゼロで家賃も払えない最悪の状況からは脱したように思う。気が向いたら好きなアーティストのコンサートなどに行って、気分の変調を少しでも良くしようと心がけていた。

収入ゼロで仕事もうまくいかない絶望感から脱して月6万と少額ながらも障害基礎年金をもらっていると、実家で生活の面倒は親が見てくれるので生活費の心配もないし、ずっと風呂に入るのも気力が持てない生活からは脱したように思う。

時間はあるのだからブログを更新してアフィリエイト収入を得たいところではあるが、そこまでの気力を持つことはできない。

大学院の授業に出れるようになってきた

大学院は休学しているのだが、博士課程で課程博士を目指している以上は少しずつリハビリをしていかないといけない。休学は最大5年間。その間にも理論はどんどん進歩していくのでキャッチアップしないといけない。

一時期は活字を読むことが全くできない状況で、その間に英語力は大きく落ちた。日本語の文章を簡単な小説から読み始めて少しずつ読書ができるようになったものの、英語を読むとなるともう一段階の力が必要だということがわかった。やはり外国語の本や論文を読むというのは、今までは感じなかったけれども、相当な労力を使っていたのだと思う。

そんななか、休学中ではあるが大学院の講義(セミナー)に復帰した。研究発表をするほどの体力はまだ戻っていないが、聴講という形で出席だけして最新の理論を勉強している。

コロナがやってきた

この新型コロナウイルスというのは感染力が非常に高く、授業は全てオンラインになった。授業はもう出席義務はないからいいのだけど、論文を書くにあたっての研究指導もオンライン(Zoom)になった。これはメンタルを崩して外出が困難な僕にとってはプラスの側面もあるかもしれない。

論文は大学図書館にVPN接続すればジャーナルのものは手に入るのでいいのだが、問題は古い文献。図書館にコピーを取りに行く必要があるのだが、メンタルを崩しててんかんの持病のある障害者が新型コロナウイルスに罹ったら大変だ。持病があるのでワクチンは優先的に受けられたが、このパンデミックのなかで外出しようとはとても思えない。

研究はストップ状態

だから研究もほとんどストップしてしまっていて、リフレッシュのために行っていたコンサートなども軒並み中止になったのでメンタルの状況は非常に良くないという状況が続いている。大学が在学期限を延長してくれれば良いのだが、そういうことはきっと起こらないだろう。

大学が図書を郵送で貸し出すサービスを始めたのでそれを利用しつつ、少しずつ社会復帰に向けて論文を書ければ良いのだが。

1日でも早くコロナが落ち着くことを願ってやまない。

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TAK
TAK

予備校の英文法の授業が面白かったというだけで英語学の勉強が出来る学科に進路変更してしまった英語講師。高校と専門学校で非常勤講師をしています。

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